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【アドテック-講演レポ #3】真のリーダーシップに必要な6つの要素

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アドテック東京2014の初日に、「Limitless —— 不朽のリーダーシップ6つの本質」と題した基調講演が開催されました。登壇者は、世界最大手のデジタルエージェンシーの1つ、AKQAのAjaz Ahmed氏(CEO, Founder)。

サブプライム問題やリーマン・ショックなど、アメリカでは近年、企業を取り巻くビジネス環境が激変。1958年には、61年だった平均創業年数も急速に低下しはじめ、今やたった18年なのだとか。一方で、以前からイノベーションを起こし、現在も第1線で業界をリードするような企業もあります。この違いを生み出す要因を彼は、「Limitless Leadership」と称して、以下の6つの要素の重要性を語りました。

 

1) ”democratize” – 民主化
その製品やサービスを全員が使えるようにすること。

2) ”Simplify” – わかりやすく
「シンプルなものは常に複雑なものに勝る」ということへの理解。

3) “Author” – 著述家
企業のブランドとしてどのようなストーリーを語り、そのためにどのようなキャラクターを形成すべきか、確信を持っていること。

4) ”Revolutionize” – 革命を起こす
Appleやレッドブルのように。ある製品の登場やマーケティング手法によってその業界や、その他の関連業界の勢力図を一変させてしまうこと。

5) ”Organize” – 組織化
大企業の優れたオペレーティングシステム、中小企業の創造的で、実験的なところ。その両方の良い所取りをし、窮屈だったり拡大性がなかったりする双方の欠点を補う組織づくりをすること。

6) “Value” – 価値
企業を取り巻く環境は変化するが、本当に重要な価値は普遍である。

 

そのなかでも、「写真をつくる」「写真を撮る」——プロの写真家とアマチュアの写真の撮り方の違いを説明しつつ語られた”Author”の話が印象的でした。コンテンツ単体としてのメッセージを考えるだけでなく、その記事がメディアやブランドとして、どのような意味を持つのか、どのようなストーリーを形成するのかという視点を持つべし。そうすれば、日々のコンテンツの制作が今まで以上におもしろくなりそうだな、と、組織だけではなく個人のモチベーション論にも落とせる、Keynoteでした。

菅原悠

2014年3月入社。コンテンツディレクターとして日々勉強中。前職での経験から、社内で1番速く服をたためるという自負がある。所属するインフォバーンフットサル部”円山町UNITED”は対戦相手を募集中です!