恋と就活に効くマーケティングとは?第2回採用セミナーレポート
今年から本格的な新卒採用をはじめたインフォバーン。先日の第1回採用セミナーに続き、今回は、4月18日(土)に開催された第2回セミナーの様子をレポートします。テーマは「恋と就活に効くマーケティング講座」。弊社フェロー・成田幸久のプレゼンテーションを皮切りに、マーケティングを恋愛に見立てたワークショップが行われました。
恋を成功に導くプランニングとは?
まずは、インフォバーンの成田による「恋と就活に効くマーケティング」のセミナーから。マーケティングの基礎である3C分析を例に、恋愛もマーケティングも就職活動も、成功するために把握しておくべき周辺環境は同じである点について触れました。
次に、「恋を成功に導くプランニング」と題し、プランニングするために必要な6つのプロセスについて語りました。
1.ペルソナ設定
2.SWOT分析
3.ポジショニングマップ
4.与件整理
5.コンセプトの設定
6.プレゼンテーション
SEO、ソーシャルメディア、コンテンツマーケティング……。目まぐるしくトレンドが移り変わるデジタルマーケティング業界では手法やテクニックに目が行きがちですが、ここで語られた内容はマーケティングも恋愛も同じ人間同士のコミュニケーションという、普遍的な「考え方」。顧客(好きになってほしい人)を知り、自社(自分)を知り、競合(ライバル)を知る。この考え方を、専門用語の1つひとつを解説しながら紐解いていきました。
インフォバーン社員の恋をマーケティングで成功させよう!
セミナーのあとはワークショップに移行。成田が解説した「恋を成功に導くプランニング」を参加者のみなさんに実践してもらいます。グループに分かれ、「自社」のモデルとしてインフォバーンのスタッフ「田汲(たくみ)くん」が登場。彼の恋愛を成就させるための魅力的なコンセプトを考えます。
このワークショップは以下のプロセスで進んでいきます。
2.田汲くんへのインタビュー(自社を知り、SWOT分析を行う)
3.ポジショニングマップの作成(ライバルと比較して自分はどこにポジションを取るかを決める)
4.与件整理(1〜3で得られた情報をもとに、背景・課題・解決策を導き出す)
5.田汲くんの魅力が好きな人に伝わるようなコンセプトを決め、コピーをつくる
6.プレゼンテーション
まず、ターゲットのインタビューでは、インフォバーンの女性社員がターゲットモデルとなり、彼女たちがそれぞれどんな人で、どんな男性が好きなのかを探るべく、グループに分かれてヒアリングします。
次に、今回のワークショップの主人公、田汲くんへのインタビューを参加者全員で行いました。
「他人に比べて絶対に負けないことは何ですか?」「休日は何をしていますか?」「語学は何ができますか?」「インドア派か?アウトドア派か?」「長所と短所は?」「年収はいくらですか?」など、みんな田汲くんの魅力を引き出そうと質問攻めにします。ユーモアを交えながら答える田汲くんの話にみんな興味津々で、絶え間なく次々と質問が飛び交いました。
2つのインタビューを終えたあとは各チームに分かれ、得られた情報を整理。田汲くんをターゲットに売り込むための戦略を練ります。それぞれのチームにインフォバーンの社員がついてサポートしました。
今回はペルソナ設定からSWOT分析、ポジショニングマップ作成、与件整理、コピーづくりまでを40分で行うタイトなスケジュール。全体の進捗を把握しながらコンセプトをつくっていかなければならない難しさがありました。
田汲くんの魅力を最大限に引き出せ!
最後は、各チームによるプレゼンテーションが行われ、ペルソナからコンセプトまでを5分間で発表します。講評はセミナーを行った成田が担当。
短い時間にもかかわらず、各グループ、とてもユニークで、高いレベルの発表となりました。特にグループによって個性が現れたのが、ポジショニングマップとコンセプトワード。縦軸と横軸で作成するポジショニングマップでは、縦軸を「刺激⇔安定」、横軸を「ホット⇔クール」と設定し、田汲くんがライバルに比べクールで刺激に満ちた男であることを浮き彫りにしていました。また、コンセプトワードの中で秀逸だったのは「海外旅行も人生の旅もざっくり楽しめるガイドブック男子☆」。田汲くんの訴求ポイントとターゲットとの接点を上手に見出していました。
就活生のマーケティング入門として行われた全2回のインフォバーンセミナー。第1回ではデジタルマーケティング業界の動向とネイティブアドの制作、第2回ではマーケティングを行ううえで必須となる基礎的なプランニングを実際に手を動かしながら体験しました。
下記、今回参加者にいただいた感想の一部をご紹介します。
・内容てんこ盛りで良かったです。社員の皆さんが気さくでしゃべりやすく楽しかったです。
・マーケティングを恋愛に例えたことで、とても取り組みやすく、今後にもいい影響になりそうです。
・細かいところも注意していただき、マーケティングの面白さについてわかりました。
第1回セミナーのレポート記事「知っておきたい、Webメディアと広告の新しい関係」も掲載されていますので、あわせてチェックしてみてください。