オープンイノベーション支援/COE LOG
中部電力株式会社/日本ユニシス株式会社
課題とご依頼
中部電力はインフラ企業として地域の発展に貢献してきたにも関わらず、ユーザーや地域住民との直接的な結びつきが弱いという課題を抱えてきました。
ご提案と施策
中部電力は2018年3月に発表した経営ビジョンの中で、社会課題の解決を出発点に新しい成長分野を確立すること、コミュニティが抱えるさまざまな社会課題の解決に寄与すること、などを掲げています。 このような考え方に通じる、社会課題を本業で解決する「CSV」や、行政・企業・NPOなど立場の異なる組織が互いの強みを出し合って社会課題を解決する「コレクティブ・インパクト」などのワードは、広く注目を集めています。 中部電力も、中部エリアのインフラ企業としてユーザーや地域住民との直接的な結びつきを強化すべく、2018年12月に、メディア「COE LOG」を立ち上げ、取材やイベントという形で、識者や行政、課題を抱える地域住民との対話を深めていきました。 一方通行の情報発信ではなく、身近な社会課題を掘り起こすためのワークショップやデザインリサーチの実施、リアルイベントの開催など、直接地域住民と対話ができる双方向性の情報発信を実施しました。 インフォバーンは中部電力の共創活動、オープンイノベーションの取り組みを、戦略の策定からワークショップやリアルイベントの設計・運営実施、オウンドメディアの制作・運用を一気通貫で支援させていただきました。 また、本取り組みは記事としてのメディアのアウトプットだけではなく、プロセスにコミットした施策です。取材、イベント、ワークショップなど、メディアを形作る過程で生まれたアイデアやつながりを活かし、クライアントや行政、他企業、市民と協働するプロジェクトデザイン/コミュニティデザインに発展することを目指しています。
評価
実際に活動のプロセスをメディア発信することで、プロジェクトがどんなステークホルダーを巻き込み、どういった流れで具体的な共創アクションにつながっていったのか、プロセスをさかのぼって部署間連携や地域住民の理解促進に活用することが出来ました。