コンテンツか? 広告か? それが問題、なのではない。〜コンテンツマーケティングにおけるブランドコンテンツ(ネイティブアド)の果たす役割〜
こんにちは。Production & Operating 部門長の成田です。
キュレーションメディアが全盛の今日、コンテンツのつまみ食いが常態化したオーディエンスは、魅力的なコンテンツを自ら取捨選択するのが当たり前になっています。ふだんアグリゲートしているコンテンツや、いつも訪問するサイトのコンテンツが面白ければ(あるいは役に立てば)、それが記事広告であろうとメディアのオリジナル記事であろうと、オーディエンスには関係ありません。また、CTRやインプレッション数ばかりが指標になってきたディスプレイ広告にも、閲覧の実態を可視化する「エンゲージメント率」を指標にした手法が現れるなど、クリック至上主義も崩れつつあります。
そこで最近、注目を浴びているのがブランドコンテンツ(ネイティブアド)です。
上記の表は、オーディエンスとすでに信頼関係を築いているメディアの主導によるコンテンツ制作が、「ブランド、メディア、オーディエンス」の三者のメリットになることを示唆しています。ブランドコンテンツ(ネイティブアド)は、従来の記事広告よりさらに長期的な視点でオーディエンスとエンゲージメントの醸成を図り、ソーシャルメディアを上手に活用することが大きな特長です。そして、より多くのオーディエンスとコミュニケーションの最適化を図るーーそれがコンテンツマーケティングにおけるブランドコンテンツ(ネイティブアド)の役割なのです。
では、なぜこのような考え方にシフトしてきたのでしょうか。理由は大きく3つあります。
2)第三者(メディア)視点で作られるコンテンツのため信頼性が高い。
3)オーディエンスが楽しめる(役に立つ)コンテンツが作りやすい。
これはオウンドメディアにおいても同じことが言えます。メディアへ出稿する記事広告の進化形だけがブランドコンテンツ(ネイティブアド)ではありません。
みんな気づき始めています。
オウンドメディアにおいても、企業目線の一方的な押し売りメッセージだけを発信していては、誰も見向きしなくなるということを。メディアの力を信じ、コンテンツの力を信じ、オーディエンスが共感するコンテンツを発信することが、オーディエンスと高いエンゲージメントを築いていくための最短の近道だということを。