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代表取締役会長(CVO)小林弘人より新年のご挨拶

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2023年を迎えて新たなる1年をスタートさせるにあたり、当社代表取締役会長(CVO)・小林弘人よりご挨拶させていただきます。

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旧年中は並々ならぬご厚情を賜わり厚く御礼を申し上げます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。今回、3つほど私からご報告があります。

1)パブリック・サービスの支援

昨年の新たなチャレンジとして、法務省共催のカンファレンス「刑務所と協働するソーシャル・イノベーション 誰も置いていかない社会のために、いま刑務所と共にできること」を企画・実施させていただき、企業とPFI刑務所(官民共同で運営する刑務所)による社会課題解決というテーマで、再犯防止、地域社会活性化をも見据えたソーシャル・イノベーションの糸口を探りました。
当時の法務大臣、副大臣、および法務大臣政務官より激賞いただきましたが、この流れをどう後押しできるのか、これからも問い続ける必要があります。まだまだ世間に伝わる情報が少なく、偏見や誤解に満ちた分野ですが、欧州ではすでにベンチャー企業と刑務所の協働によってサーキュラーエコノミーを推進する事例もあります。わが国における可能性を探りたいと存じます。

2)NbSを皆さんとともに

2年前に開始した『GREEN SHIFT』というコレクティブ・ラーニング&ワークショップのイベントでは、地域発による自然を基盤とした新たな課題解決(Nature Based Solution=NbS)を行政、企業、市民と共に学び、考えてきました。そこには来るべき社会の在り方や、それに対して企業や自治体、そして生活者がどのように貢献し、イノベーションを興すのか、そのヒントが詰まっておりました。COP15やCOP26の流れもあり、今後の深耕を考えていますので、また開催したい所望です。

3)TOA is Back !!

ずっとコロナ禍で開催中止を余儀なくされていた、ベルリンの人気テック・カンファレンス「Tech Open Air(TOA)」が、今年また復活する予定です。日本パートナーであり株主である弊社も応援してきましたが、再び皆様をベルリンにお連れし、欧州イノベーターたちと切磋琢磨することにより、日本のプレゼンスを高めたいと考えております。

ますます先行きが不透明になるなかでも、新たな進化を果たし、それを自己実装していく。そんな弾力性をもつ知性とタフネスを共存させるべく精進したいと思います。今後とも皆さまからご指導ご鞭撻賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

ENVISION編集部

変化の兆しをとらえ可視化することをテーマに、インフォバーンの過去から現在までの道のり、そして展望についてメンバーの動向を交えてお伝えしていくブログ「ENVISION」。みなさまにソーシャル・イノベーションへの足がかりとなる新たな視点をお届けしてまいります。