欲しいものはみんなでつくる? ユーザー参加型「共創」サービス3選
こんにちは。iPhone派が非常に多いインフォバーン社内では希少な存在、Android派のコンテンツ開発ユニット・高田です。
いまや生活になくてはならないスマホアプリといえば、コミュニケーションアプリ「LINE」。最近では、ユーザーが自分でスタンプをデザインして販売できる「クリエイターズスタンプ」が話題です。なにしろ2014年5月の開始から、たった3カ月で売上が12億円。なかには、月3桁(!?)も稼ぐ「LINEスタンプ長者」なる方もいるのだとか。
にわかに盛り上がる「共創」マーケティング
ほかにもUNIQLOの「UTme!」やネスレ日本の「ネスカフェ・アンバサダー」など、消費者を巻き込んだマーケティング手法が、にわかに盛り上がりを見せています。こうした「共創」と呼ばれる企業活動は、IT技術の発展とともにC2Cのコミュニケーションが活発化したおかげで、特にここ数年、多く事例が散見できるようになりました。
さまざまな形で異なる立場の人が協力し合い、モノづくりやイノベーションを誘発させる「共創」。本記事では、その最新海外事例をご紹介しましょう。
連絡先などの個人情報を入力するだけで、自分でデザインしたグッズを簡単に販売できるWebサービス「cafepress」。ドロップシッピングの要領で、サイトに用意されたTシャツやステッカーなどの商品をカスタマイズできるのです。そのため、お金のやりとりや発送などはプラットフォーム側に一任でき、クリエイターはデザインに集中できます。
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従業員20人以下の小さい自動車メーカー、ローカルモータース。同社のユーザーコミュニティサイト「THE Forge」には、デザイナーやクルマ好きなど約3万人が参加。それぞれが企画から開発、部品調達までの役割を分担し、メンバーや社員と意見交換をしながら、オリジナルのクルマづくりに取り組んでいます。革新的なデザインが生まれること、また低価格で試作車をつくれることから、企業や政府からも制作を依頼されることもあるそう。
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「Dream Heels」は、ハイヒールに特化したECサイト。サイトが配布しているデザインテンプレートを使って、自分なりのハイヒールをデザインできるのがポイントです。しかし、デザインしたらそれで終わりではありません。他のユーザーと議論を交わしながら、より洗練されたデザインにブラッシュアップ。ユーザー内でのコンテストを勝ち抜くことで、晴れて製品化にこぎつけることも可能です。
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今回ご紹介した事例は、インフォバーンが株式会社電通とともに運営している、共創をテーマにしたメディア『cotas(コタス)』から引用いたしました。『cotas』では、モノづくりだけでなく、幅広い領域における共創やオープンイノベーションの最新事例をご紹介していきます。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。