副社長・井登友一が、立命館大学経営学部教授に就任――「デザインによる新しい価値=意味づくりのための方法論の探求」を目指して
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取締役副社長・井登友一が2025年4月より、立命館大学経営学部教授に就任することをお知らせいたします。「ビジネスをサービスという視点で再構築する」ことを実践してまいりました井登の知見を、次世代人材の育成へと役立てることを目指し、現業とともに邁進してまいります。
サービスデザインは、近年「顧客をはじめとする多様な関係者との共創視点から、ビジネスをホリスティックに再構築する手法」として、世界各国のさまざまな企業で導入されています。
井登は、キャリアの中で早期からサービスデザインの考え方や手法を取り入れ、ビジネスの再構築や課題の解決に実践的に取り組んできた人物です。インフォバーン入社以降も、京都支社長としてサービスデザインの事業部を率い、主にマーケティング領域での企業の課題解決に取り組んでまいりました。また2023年には京都大学経営管理大学院において博士号(経営科学)を取得し、デザインと経営の融合をよりアカデミックな視点で支える活動もしてまいりました。
また、井登の自著『サービスデザイン思考 ―「モノづくりから、コトづくりへ」をこえて』では、人々がサステナブルかつイノベーティブな課題の解決方法をを知ることができ、デザインプロセスに参加する機会を増やしたい、という願いを込めて執筆しております。
この度の立命館大学経営学部教授の就任においては、この執筆時の想いを教育の場にも展開し、サービスデザインやデザインプロセスを次世代に広く普及させ、社会に価値を提供してまいりたいと考えています。
井登 友一 コメント
ご縁あって、今春から立命館大学の経営学部で教授職を拝命することになりました。「デザイン領域で実務と研究の双方を軽やかに横断し、実践と理論を融合する」ことが長年の夢でしたので、まさにこれからのライフワークとして、現職であるインフォバーンでのデザイン実務家としての業務と大学での教育・研究の双方にフルコミットで精進する所存です。何卒引き続き、弊社ともどもご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
井登 友一 プロフィール
デザインコンサルティング企業においてUXデザインの専門事業立ち上げに参画後、2011年にインフォバーンに入社。京都支社長を務めるとともに、デザインストラテジストとして活躍。2016年よりUXデザイン/サービスデザインを中心としたイノベーションデザイン支援事業部門IDL[ INFOBAHN DESIGN LAB.](現・イノベーションデザイン事業部)を創設し、主管を務めたほか、2023年より「組織文化デザイン事業部」を立ち上げ、現在は同事業部のゼネラルマネージャーを兼務。
著書に『サービスデザイン思考――「モノづくりから、コトづくりへ」をこえて』(NTT出版)がある。
- 日本プロジェクトマネジメント協会 認定プロジェクトマネジメントスペシャリスト(PMS)
- HCD-Net(特定非営利活動法人人間中心設計推進機構) 副理事長
- 立命館大学 経営学部 授業担当講師
- 同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学部 嘱託講師
- 京都大学 経営管理大学院 博士後期課程修了 博士(経営科学)