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リニューアルでPV数が20倍近く上昇! カレーの総合情報サイト『カレーハウス』の刷新・改善&コンテンツ制作

ハウス食品株式会社

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●ハウス食品株式会社のブランディング活動を支援
●カレーの総合情報サイト『カレーハウス』のリニューアル
●ターゲットニーズとSEO対策を意識したコンテンツ制作


Outline

プロジェクト概要

「ハウスといえばカレー」から「カレーといえばハウス」へ

ハウス食品株式会社(以下、ハウス食品)は、「食を通じて、家庭の幸せに役立つ」を理念に業界をリードする、大手食品メーカーです。「バーモントカレー」に代表されるルウカレー、ルウシチューなどの家庭用製品の製造・販売のほか、さまざまな事業を国内外で展開しています。

本プロジェクトは、ハウス食品が2000年にスタートしたカレーの総合情報サイト「カレーハウス」のリニューアルをご検討されるなかで、インフォバーンにお声がけいただいたことから始まりました。長年サイトの見直しが行われず老朽化も進んでいた「カレーハウス」を、「お客様の役に立つサイトに生まれ変わらせたい」というハウス食品の想いを受け、サイトリニューアルとコンテンツ制作にインフォバーンが参与してきました。

この「カレーハウス」は2021年に、「ルウカレーのリーディングカンパニーが提供する、カレーのことが一番わかる、カレーを楽しむ総合メディア」へと生まれ変わりました。以来、「カレーを徹底的に楽しみつくす」をテーマに、独自性のあるコンテンツ提供を通じてブランディング向上に貢献することを目指し、その運用を支援しています。

クライアント
ハウス食品株式会社

制作期間
リニューアル|
2020年10月~2021年1月
運用|
2021年1月〜

担当領域
サイトリニューアル
オウンドメディア運用
コンテンツ制作

Concept

コンセプト設計

「カレーを徹底的に楽しみつくす」ためのメディア

「カレーハウス」のコンセプト / 提案資料より

ハウス食品といえば、すでにルウカレー製品で圧倒的な知名度を誇っており、「ハウスといえばカレー」というイメージは根強いものとなっています。そこから「カレーハウス」を通じて、さらに「カレーといえばハウス」というブランディングイメージにまで拡大・醸成することを目指しました。

まず着手したのはメディアコンセプトの策定です。オウンドメディア運用において、指針となるメディアコンセプトを設定することは、制作するコンテンツに一貫性を持たせ、ユーザーの求める的確な情報を提供することにつながります。

「カレーハウス」において主題となるカレーといえば、日本の食卓を支える人気の定番メニュー。誰にとってもなじみのあるカレーを「徹底的に楽しみつくす」ことをコンセプトとし、それに沿った情報を発信することで、生活者がカレーに触れ、カレーの価値を感じ、カレーをつくって食べる機会の創出を狙いました。

コンセプトの狙い / 提案資料より

こうして策定したコンセプトのもと、消費者がまだ知らないカレーの価値・可能性を、カレーのプロであるハウス食品が発信する場として、「カレーハウス」をリニューアルしていきました。

Approach

手法と施策

 「ハウス食品が伝えたいこと」と「生活者が知りたいこと」を接続

リニューアルを進めるうえで、最も重視したのは「企業が伝えたいこと」と「生活者が知りたいこと」の橋渡しとなるコンテンツの企画・制作です。まずは、生活者目線でコンテンツの編集を行い、最終的にハウス食品が提供できる価値へとつなげていく。これらをシームレスに行うことで、生活者・企業両者にとって適切で価値ある情報発信を目指しました。

コンテンツの考え / 提案資料より

これを実現するにあたり、特に「ターゲットニーズ」と「検索流入」を意識したコンテンツづくりに集中的に取り組みました。

ターゲットを明確にし、ニーズに沿った企画を立案

リニューアル前の「カレーハウス」では、「誰に届けるべきなのか」というターゲット意識があいまいだったため、ニーズとのミスマッチが起きていました。そこで新たにメインターゲットをカレー消費のボリュームゾーンである「30代子育て世帯」と明確化。より生活者目線に立つことを意識しました。

コンテンツ制作時にも、「30代子育て世帯が知りたい情報は何か?」を起点に、企画・制作を行っています。ターゲットが知りたい情報は、必ずしもカレーのレシピだけとは限らず、残ったカレーのリメイクや時短調理法、つけ合わせやサイドメニュー、カレーの栄養など、さまざまな情報が考えられます。そこで「カレーハウス」では、たとえば「カレーをつくり置きしたい」といったニーズに対して、「冷凍保存」の方法を解説する記事なども公開しています。

企画案の例 / 提案資料より

〈記事の実例〉
【カレーの冷凍】お悩みBEST5をプロが解決。日持ちは? 容器は? じゃがいもは?

また、現在ではメインターゲットのほか、20代の生活者など新たなターゲットへの拡大も見据え、それぞれのニーズに合わせたコンテンツ発信を行っています。

「生活者が知りたいこと」としてのSEOコンテンツの制作 

「生活者が知りたいこと」を発信するために、「カレーハウス」ではコンテンツのSEO対策に注力してきました。「検索ボリュームが多い」≒「生活者が知りたいテーマである」ととらえ、カレーにまつわるテーマの検索流入分析を行っています。

具体的には、カレーにまつわるキーワードのGoogle検索ボリュームや検索上位記事から見えてくるユーザーニーズを洗い出し、そのニーズに沿ったコンテンツの情報設計、内容の編集を行っています。加えて、ハウス食品独自の知見や商品の活用方法も展開していくことによって、生活者にとって価値のある情報発信を行っています。

コンテンツのテーマ案の例 / 提案資料より

また、カレーで検索するユーザーがクリックしたくなるようなシズル感のあるビジュアルを使用する、ユーザーが自分ゴト化できるようなタイトルを採用する、など細部にわたって工夫をしています。

記事の例 / 『カレーハウス』サイトより

一度制作したSEOコンテンツについても、最新の検索アルゴリズムに合わせて定期的に内容をチューニングするなど、今後は積極的にメンテナンスをしていく予定です。

Output

成果と展望

PV数はリニューアル前の20倍近くにまで上昇

2021年1月のリニューアルローンチ以降、PV数は右肩上がりに上昇し、リニューアル前の20倍にまで到達する見込みです。カレーにまつわるコンテンツはSEOの検索順位でも上位を獲得しており、多くの生活者のみなさまに見ていただけるメディアへと成長しつつあります。

アクセシビリティの重要評価項目 / 提案資料より

ハウス食品におけるブランディング活動の基盤となるよう、インフォバーンはパートナーとして、コンテンツ制作をはじめとするメディア運用支援を続けてまいります。

Voice

クライアントの声

サイトリニューアルを機に大きな成長を遂げることができ、その後も魅力的なコンテンツを発信し続けていることができています。これもひとえに豊富な経験・知識を持つインフォバーンの皆様にアドバイスをいただき、安心してお任せられるパートナーとして信頼しているからこそだと思います。「カレーを徹底的に楽しむ」サイトとして、引き続き併走させていただきます。

ハウス食品株式会社
堀 美由紀 様

Member

制作体制

アカウントプランナー|髙橋将人
コンテンツディレクター|今田奈々・冨川詩音
デザイナー|大槻崇人