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オフィスマネージャーのためのメディア『Worker’s Resort』のコンテンツを企画・制作

株式会社フロンティアコンサルティング

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●株式会社フロンティアコンサルティングのマーケティング活動を支援
●同社のオウンドメディア『Worker’s Resort』内の記事コンテンツを企画・制作


Outline

プロジェクト概要

オフィスマネージャーのためのリサーチネットワーク『Worker’s Resort』のコンテンツを企画・制作

株式会社フロンティアコンサルティングは、ワークプレイス構築事業、ビルリニューアル事業、フレキシブルワークプレイス事業の3つを主幹事業に、「働く場づくり」を支援するコンサルティングファームです。

『Worker’s Resort』は、そんな同社が運営するオウンドメディア。「『働く』を、あたらしく。総務を、もっとクリエイティブに。」を合い言葉に、働き方(ワークスタイル)と働く場(ワークプレイス)に関する情報を発信しています。

2023年末のサイトリニューアルを計画されるなかで、新たなコンテンツ企画・制作のパートナーとしてインフォバーンにご依頼いただきました。インフォバーンは、同メディアが目指す「オフィスマネージャーのためのリサーチネットワーク」としての役割・機能をさらに強化することを意識し、コンテンツ制作方針をあらためて検討・整理したうえで、2024年4月の公開記事より、企画・制作を担当しております。

クライアント
株式会社フロンティアコンサルティング

担当領域
コンテンツ制作

制作期間
方針提案|
2023年11月~2024年1月
コンテンツ制作|
2024年2月~

Concept

編集方針

「『働く』の半歩先」をコンテンツのコアに

『Worker’s Resort』が想定する主なユーザー像は、オフィスマネジメントを担う総務担当者と経営層。特に、企業のオフィスマネージャーには、専門職として従事する方もいれば、ジョブローテーションのなかで担当者になった方もいて、求める情報もさまざまです。

そんななかでも制作するコンテンツに一貫性を持たせ、届けたいユーザーに的確な情報を提供するためには、指針となるコンセプトが必要となります。そこでインフォバーンは、コンテンツのコアに「『働く』の半歩先」というコンセプトを置いたうえで、オフィスや働き方に関連する多様な切り口を設けたコンテンツを企画・発信する方針を立てました。

『Worker’s Resort』のコンテンツマップ

新たに参画するにあたって、特にインフォバーンが重要視したのが、1次情報の取得・発信の強化です。自ら取材してコンテンツを制作し、『Worker’s Resort』でしか触れられない情報を増やすことで、業界をリードするメディアとなることを目指しました。

Approach

企画・制作

取材を通してオフィスマネージャーや専門家の声を届ける

実際に、取材を通した記事を数多く公開しています。「オフィスマネージャーの本音」という連載シリーズでは、気になる企業の総務担当者に取材。具体的なオフィス移転にまつわる取り組みなどをうかがいながら、オフィスづくりのポイントや考えを掘り下げて紹介しています。

オフィスは、価値を生み出す場。社員を巻き込み「出社したくなる空間」を創出」(左)/
英国デザインアワードでアジア最優秀賞を受賞。 ABWを徹底、兼松が新オフィスに込めた哲学とは」(右)

同連載では、ロゴ・サムネイルのデザインも担当。コンテンツの内容を視覚的に理解できること、連載シリーズの一つだと直感的に認識できることを意識して作成しています。

具体的には、「本音」というテーマが伝わるように、「音」の漢字の一部を話している顔に見立てる遊び心を取り入れ、コンテンツへの興味を引くデザインにしました。

サムネイルデザインの目的・方針(左)/ロゴデザイン(右)

また、専門家への取材も継続的に行っています。大学教授など各領域の有識者の方にお話をうかがい、従来の「通勤する場」としてのオフィスにとどまらない、クリエイティビティーを発揮するための「ワークプレイス」のとらえ方、考え方を解説していただくなど、内容を充実させています。

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どの場所で働くかは、あなた次第。社会心理学に学ぶ、選べるワークプレイスの作り方と選び方

多角的な切り口でこれからの働き方/働く場をとらえる

「『働く』の半歩先」を伝えるコンテンツとしては、オフィスそのものを取り上げる以外にも、さまざまな企画の切り口が考えられます。

たとえば、「ナマケモノの排泄行為がすごい! 私たちのビジネススタイルを考えるきっかけに?」という記事では、「スローな社会」を提唱してきた文化人類学者の辻信一さんを取材。一見ビジネスとは無関係な「ナマケモノの生態」を通して、人々の「働く」を見つめ直す記事として制作しました。

あるいは「ワークプレイスにおける木材の魅力。環境心理学が示す可能性とは?」では、環境心理学の分野でオフィス環境と働く人の心理を研究している白川真裕さんからお話をうかがい、木材が与える心理的影響について検証実験に基づいた研究成果を解説いただいています。

ナマケモノの排泄行為がすごい! 私たちのビジネススタイルを考えるきっかけに?」(左)/
ワークプレイスにおける木材の魅力。環境心理学が示す可能性とは?」(右)

このように、有識者や実務家の知見を交差させながら、これからの「働く」のヒントを多角的・立体的に伝えられるように、企画・制作しています。

翻訳記事を通して海外トレンドや最新トピックを発信

海外の事例や最新トレンドを伝えることにも力を入れています。『Worker’s Resort』は、仕事やワークプレイスにまつわるグローバル・トレンドをレポートする『WORKTECH Academy』と提携。ワークプレイス設計にまつわるGoogleやBMWといったグローバル企業の事例や、研究機関や企業の調査記事など、独自にピックアップした翻訳記事を掲載しています。

BMW工場の設計思想にみる、従業員間の平等」(左)/
Googleのニューヨーク拠点、1930年代の鉄道ターミナル跡地にオープン」(右)

他にも、海外在住のライターの方にご協力いただき、海外トレンドを伝えるオリジナル記事も制作しております。

Output

成果と展望

『Worker’s Resort』を通じてさらなるネットワークを

「オフィスマネージャーのためのリサーチネットワーク」と掲げているように、『Worker’s Resort』を運用する目的は、フロンティアコンサルティングのネットワークやコミュニティの輪を広げていくことにあります。

ご担当者から、「取材をするようになり、普段は知り合えない方々との交流が生まれている」とのご好評の声をいただいているように、メディア運用のプロセスのなかで新たな出会いの機会も生まれています。

インフォバーンは、『Worker’s Resort』の読者を広げることはもちろん、会員登録者を増やすなど、フロンティアコンサルティングのネットワーキングにも貢献することを目指し、コンテンツの企画・制作を続けてまいります。

Voice

クライアントの声

読者ターゲットであるオフィスマネージャーの仕事は、施設管理からコミュニケーションマネジメントまで専門的な業務であるものの、その背景にある「働き方」は非常にマクロな話のため、読者にとって「実務と情報のほどよい距離感」を意識したコンテンツ制作が重要と考えていました。

業界のど真ん中にいる私たちにはない客観的な視点を含めた議論ができ、創造的なコンテンツづくりが行えていると感じています。

株式会社フロンティアコンサルティング
稲田晋司 様

Member

運用体制

アカウントプランナー|平石勝哉
プロジェクトマネージャー・コンテンツプランナー|佐藤草平
コンテンツディレクター|青木淳
デザイナー|新谷有加